【光触媒マスク】大正製薬が景品表示法違反を指摘されたのはどれ？どの商品？

消費者庁は2019年7月4日、光触媒マスクの「花粉やウイルスを分解する」という宣伝に合理的根拠はなく、景品表示法違反（優良誤認）に当たるとして、大正製薬（東京）など販売企業4社に再発防止などを求める措置命令を出しました。

大正製薬が景品表示法違反を指摘された光触媒マスク「パブロンマスク365」シリーズ

大正製薬パブロンマスク365ふつうサイズ 3枚入×10個セット

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パブロン

パブロンマスク365シリーズ

パブロンマスク３６５ふつうサイズ
パブロンマスク３６５やや小さめサイズ
パブロンマスク３６５子供用

光触媒で花粉やウイルス分解の根拠なし[消費者庁]

あたかも本件３商品を装着すれば、太陽光及び室内光下において、本件３商品に含まれる光触媒の効果によって、本件３商品表面に付着した花粉由来のアレルギーの原因となる物質、細菌、ウイルス及び悪臭の原因となる物質を化学的に分解することにより、これらが体内に吸入されることを防ぐ効果が得られるかのように示す表示をしている。
消費者庁は、景品表示法第７条第２項の規定に基づき、４社に対し、それぞれ、期間を定めて、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、４社から資料が提出された。しかし、当該資料はいずれも、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められないものであった。
光触媒を使用したマスクの販売事業者4社に対する景品表示法に基づく措置命令についてより抜粋

要約

光触媒で分解されるていう根拠出せって言ったけど、提出された資料は根拠にいならないからダメ。

景品表示法違反だから、やめてね。

大正製薬側の反応

本日、消費者庁から当社に対して当社製品パブロンマスク３６５（以下、パブロンマスクといいます）の光触媒の効果に関する表示について問題があるとして、措置命令が出されました。
当社としては、パブロンマスクについては、光触媒が有するウイルス、細菌、花粉の除去の効果に関する科学的根拠に基づいて製品開発を行い、その合理的な根拠に基づいて製品パッケージ表示していると認識しており、消費者庁から措置命令が出されましたことは誠に遺憾であります。
今回の措置命令の指摘事項は、当社が消費者庁に提出した科学的根拠を全く無視した内容で、合理的なものでないと考えております。今後、法的に採り得る対応・措置を検討中です。
消費者庁による措置命令について | 大正製薬

要約

は？ちゃんと科学的根拠あるんですけど？法的措置も辞さない！

大正製薬側は消費者庁からの措置命令に対して遺憾だとし、法的な対応・措置を検討中のようです。