日本郵便株式会社は、2019年7月8日、総務大臣に対して、消費税率の改定に伴う郵便料金の変更認可申請および変更届出を行いました。また、郵便料金の変更に併せて、ゆうパックなどの運賃・料金も変更になります。
消費増税にともない、郵便料金の値上げが2019年10月1日より行われます。
「古い切手はどうなるの?」
「前に買ったはがきはもう使えないの?」
「今持っているレターパックはどうなっちゃうの?」
この記事では、郵便料金の変更についてわかりやすくまとめました。先に結論から簡単にまとめておきます。詳しい説明は続きからどうぞ。
- 2019年10月1日から新料金
- 古い切手は差額分の切手を貼って使える。
- 古いはがきは差額分の切手を貼って使える。
- 古いレターパックは差額分の切手を貼って使える。
- 新しいものとの交換は可能だが、手数料が高いのでおすすめしない。
- その他郵便物の料金も値上がりしたものと据え置きのものがある。
郵便料金の値上げ・改定。何がいくらになるの?
主な郵便物
種類 | 重量 | 9/30までの料金 | 10/1以降の料金 | |
---|---|---|---|---|
定形郵便物 | 25g以内 | 82円 | 84円 | |
50g以内 | 92円 | 94円 | ||
定形外郵便物 | 規格内 | 50g以内 | 120円 | 120円 |
100g以内 | 140円 | 140円 | ||
150g以内 | 205円 | 210円 | ||
規格外 | 50g以内 | 200円 | 200円 | |
100g以内 | 220円 | 220円 | ||
150g以内 | 290円 | 300円 | ||
通常はがき | 62円 | 63円 |
※「規格内」は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内です。
郵便の主な特殊取扱料など
種類 | 9/30までの料金 | 10/1以降の料金 |
---|---|---|
速達※1 | 280円 | 290円 |
一般書留・現金書留※2 | 430円 | 435円 |
簡易書留 | 310円 | 320円 |
レターパックプラス | 510円 | 520円 |
レターパックライト | 360円 | 370円 |
※1 重量250g以内の場合の料金です。
※2 一般書留は損害要償額が10万円までの場合、現金書留は損害要償額が1万円までの場合の料金です。
切手・はがき・レターパックの新料金・変更後はいくら?
私たちが一番使うと思われる、切手(25g以内)・はがき・レターパックプラス・レターパックライトの新料金まとめ。
種類 | 9/30までの料金 | 10/1以降の料金 |
---|---|---|
切手 | 82円 | 84円 |
はがき | 62円 | 63円 |
レターパックライト | 360円 | 370円 |
レターパックプラス | 510円 | 520円 |
新しい切手やはがきはいつから買えるの?新料金での購入
新料額の普通切手、郵便はがき、レターパックなどを2019年8月20日(火)に全国の郵便局などで発売いたします。
2019年8月20日(火)
前のはがきやレターパックはもう使えなくなるの?
現在お手元にある郵便切手や郵便はがき、レターパックなどは引き続きご使用いただけますが、10月1日(火)以降に郵便物を差し出す場合は、10月1日(火)以降の料金との差額分の郵便切手を貼り足していただく必要がありますので、ご注意ください。
差額分の切手を貼り足して使える。
1円切手や2円切手・10円切手などがあります。

郵便局で1円切手や2円切手などを購入し、差額分を近くに貼り付けることで使用することができます。
はがき:1円切手を追加で貼る
定形郵便:2円切手を追加で貼る
レターパック:10円切手を追加で貼る
コンビニで1円切手や2円切手などは買える?
1円切手などは、全国のコンビニエンスストアで購入することができます。ただし、100枚単位などになります。
1枚ずつ購入したい場合は郵便局へ。
以前の切手やはがき・レターパックは新しいものと交換・差額分で新品交換はできるの?
古い切手やはがき・レターパックを差額分だけでは新品に交換はできません。差額分以上にお金がかかります。つまり手数料が取られるということです。
差額分+手数料で交換可能
はがきの交換:1枚につき手数料5円
■ 62円のはがきを63円のはがきに交換する場合
新料額との差額1円(63円-62円)+所定の手数料(5円)=6円
をお支払いいただく必要があります。
切手の交換:1枚につき手数料5円
■ 82円の切手を84円の切手に交換する場合
新料額との差額1円(84円-82円)+所定の手数料(5円)=7円
をお支払いいただく必要があります。
レターパックの交換:1枚につき手数料41円※
■ 360円のレターパックライト1枚を370円のレターパックライト1枚に交換する場合
新料額との差額10円(370円-360円)+所定の手数料(41円)=51円
をお支払いいただく必要があります。
※10月1日(火)以降、レターパック封筒の交換手数料は、1枚につき42円となりますのでご注意ください。
新品に交換するよりも、差額分を貼ったほうが安い
新品に交換するのにも手間と廃棄するお金がかかりますからね、手数料を取られてしまうのは仕方がないこと。
新品交換よりも差額分の切手を貼って出したほうが安く済みます。
差額分の切手は、たくさん使うのであればコンビニなどでまとめ買いもできますが、少量の場合は郵便局へ持っていくと良いですね。
新料金で不安な場合は、郵便局に持っていこう。
消費増税でバタバタ。本当にコレ届くのかなぁ?と不安な場合はやっぱり持ち込むのが一番安心です。
最後にまとめておきます。
- 2019年10月1日から値上げ
- 古い切手などは使える
- 交換すると高くつく
- 差額分を貼るほうが安い
- 郵便局で差額分の切手を買える。
- 郵便局持ち込みが一番安全