
肥満の犯人が判明。こんにちは。
Rito(Rito)です!
第1部・第2部に引き続き、「トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ」の書評をしていきます。
第3部ではついに肥満を引き起こす犯人が特定されますよ。
第1部・第2部をまだ読んでいない人はそちらから見ていただけると嬉しいです。
[nlink url=”https://rito105.com/the-obesity-code/”]
- ダイエットをしている人
- 太る原因が知りたい人
- トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダの書評を知りたい人
第3部:世界最新の肥満理論
第3部は、「世界最新の肥満理論」というタイトルです。
太る原因は「カロリー」でも「脂肪」でもない。
では、何が原因なんだ!
6章:研究の成就 ついに全容解明した「体重変化のメカニズム」
この章は「体重変化のメカニズム」について。
カロリーでも脂肪でも運動が足りないからでもない。
「ホルモンのバランスが崩れるから体重の設定値がおかしくなって太る。」
太ろうが痩せようが、その設定値になるためにカラダは変化していく。
ではそのバランスが崩れると大変な「ホルモン」は一体なにか。
インスリンだ。
インスリンの分泌量こそが体重の設定値と大きく関わりがある。
7章:インスリンが肥満ホルモン ぜい肉の首謀者
第7章では様々な研究を例にあげて、インスリンが肥満に最も深く関係しているホルモンであるという証拠を出してきます。
インスリンが太る原因だ!インスリンが太る原因だ!インスリンが太る原因だ!インスリンが太る原因だ!インスリンが太る原因だ!インスリンが太る原因だ!インスリンが太る原因だ!
そんな章(笑)
糖尿病の人の話など、とても興味深いものでした。
8章:イライラするたび体重増加 「ストレス太り」は実在する。
インスリンの他にも太るホルモンがある。
それが「コルチゾール」
グルコースが使われるのであれば、インスリンとは逆の働きだ。
ストレスを感じている人が、エネルギー不足になり、甘いものを欲するのもそのためなのだろう。
インスリンはグルコースをグリコーゲンに変えて肝臓に蓄える役目をしている。
そして余ったグリコーゲンが脂肪となってしまうのだ。
- 炭水化物が体内に入る
- 大量のグルコースが発生
- インスリンがグルコースをグリコーゲンに変換
- グリコーゲンが肝臓に蓄えられる
- 肝臓が満タンになる
- 余った分は脂肪として蓄えられる
逆にグルコースが足りなくなれば、グリコーゲンを分解してグルコースにすることができる。
コルチゾールはグルコース(エネルギー)を使ってくれる
だから、どんどん使ってもらって、蓄えられているグリコーゲンを消費してもらったら痩せるような気がする。
残念ながらそううまくはいかない。
慢性的なストレスを感じ続けると、常にグルコースが血中にあることになってしまう。
血中のグルコース値が高い状態のままでは、カラダがエネルギー不足になってしまう。
グルコース(エネルギー)を使う「コルチゾール」が多すぎるのは、カラダにとって不都合。
エネルギー不足になると最悪の場合、死んでしまうからね。
そこでエネルギーを蓄える「インスリン」の分泌量が増える。
カラダが平衡を保とうとしてしまうのだ。
さらに悪いことに、インスリンが大量に出ている状態が続くと「インスリンに対する抵抗性」ができてしまう。
そうするとカラダが「このインスリン量では足りない!もっとインスリンを出さなければ!!」と、更にインスリンを出すことになる。
- 1ストレスを感じる慢性的なストレスを感じている状態が続くと「コルチゾール」が出続ける。
- 2インスリンが出る。コルチゾールに対してインスリンが出る。もちろん、コルチゾールに対しているので、コルチゾールがストレスで出続けるとインスリンも出続ける。
- 3カラダがインスリンに慣れてしまう。インスリンになれたカラダはもっとインスリンを分泌するようになる。
- 4結果:デブる。肥満の原因「インスリン」が増えすぎて太る。
つまり、ストレスは太る原因だ。
9章:「低炭水化物ダイエット」の真相 データは「常識」とやや違っていた
第9章では、「低炭水化物ダイエット」の歴史が語られます。
その中でも面白いのが「白米を食べるアジア人が痩せていた理由」
コメを主食とするアジア人は、アメリカ人と比べると肥満率が低い。
「炭水化物が!」
「インシュリンが!」と言っていたのに。
米を食べるアジア人のパラドックスがある。
疑問に思っていました!
米好きの私は低炭水化物ダイエットは無理なんじゃないかってね!
確かに米は炭水化物なので、ガチの低炭水化物ダイエットをする場合は抜いたほうがいいのかもしれない。
しかし、もっと大事なことがあったのだ!
10章:肥満ホルモンの「蛇口」を今すぐ閉める 減量上、「太っていた時期」が極めて重要
簡単に言えば、太っている期間が長ければ長いほど痩せるのにかかる時間も必要だってこと。
例えば10年間おデブちゃんをしている人が2,3ヶ月で痩せようったって、そうは問屋がおろさないってわけ。
そんなの当然ですよね。
太っている期間が長いのであれば、ダイエットにかかる時間も長くなる。
インスリン抵抗性の存在。
インスリン抵抗性とは、インスリンに慣れてしまう状態。
インスリンに慣れてしまえば、カラダはもっとインシュリンを出そうとしてしまう。
人間は普通1日3食食べる。
食べた瞬間は、当然インスリンの値がグッと上がる。
しかし食べない時間帯に次第に落ちていく。
これが普通の流れ。
しかし、最近は「小腹が空いたら」「3時のおやつに」など、インスリンが減る時間帯がなくなってしまっている。
これこそがインスリン抵抗性を作ってしまう要因。
確かに現代社会では何かとお菓子などを食べる時間が多いような…。
第4部:社会的肥満

11章:大手食品会社の思惑 消費者よ、もっと太れ!
これはねー、みんな思うところだけれど。
〇〇%の医師が認めた!とか。
そういうやつ。
そんなの金が動いているに決まってるだろー!っていう章。
「朝からしっかり食べなさい。」
「1日5食食べましょう。」
食品会社の戦略じゃ!気をつけろ!
朝食を食べるな。
アナタは本当に朝食を食べたいのだろうか?
体にいいからと言われているから、食べているのではないか?
朝食は食べたいのであれば食べればいいし、別に必要ないと感じているのであればやめても良い。
そういった「朝食不要論」が語られる。
私もたいていコーヒーだけの朝食?にしたり。
お腹が減ってたらなにか食べるって感じですな。
パンとコーヒーと卵。
最高じゃないか!
12章:「所得が低い」と太る 「安い食べ物」のとんでもないリスク
ビンボー人ほど太っていくのはなぜか?
安価な炭水化物があるから。
例えば「パン」
アメリカでは政府が高額な補助金を出して、生産コストを抑えている。
そのおかげで安く手に入れることができる。
逆に野菜や肉、果物などは補助金があまり出ていないので高い。
「パン」とコーヒーと卵、最高と言っていたのに…。
パンは炭水化物でした…(笑)
13章:ビッグ・チャイルド現象 「肥満児」は短命……我が子を守るには?
乳児の肥満が増えているという現実。
これは、赤ちゃんがお腹の中にいる間にお母さんが食べすぎてしまうために起こる。
妊娠中って異常にお腹が減りますよね。
お母さんの栄養は当然、お腹の中の赤ちゃんに行くわけですから「辛いものは避けましょう」などと言われる。
甘いものなどをずーっと食べ続けてしまうと、お母さんはもちろんのこと、お腹の中の赤ちゃんもインスリンが出まくっている状態になってしまう。
「お腹の中でデブの素質を育てることになる。」
子供の頃に肥満だった人が大人になってから肥満になるリスクは、17倍以上!
妊娠中の暴食で「子供のメタボリスク」が増すそうなので、妊娠中の爆食はお気をつけください。
第3部・第4部総括
ようするに「インスリンが悪の首謀者」ということですね。
で、太っている人はなんでそんなにインスリンが出ているんですかと。
そういうことですよ。
簡単に言えば「インスリンが出続けてしまう状況を作っている」ってことなんだよね。
例えば「おやつを食べる。」とか「夜食を食べる。」とか。
夜食を食べてしまうと、本来寝ている間に下がっていくはずの「インスリン値」が全然下がらないまま朝になるってことだもんね。
まずは間食をやめて、インスリンの値が下がっていく時間を多く作らねばならないな。
第6部「医師が教える「太らないカラダ」の作り方 最新医学で実証済みの「減量の正解」」
さて、次回はついに太る食べ物と痩せるために何をするべきなのかがわかります。
何を食べると太るのか。
痩せるためには何をするべきなのか。
いやぁ~楽しみですねぇ!
では!