
過激なタイトルで釣ってごめんなさい。
こんにちは、Rito(Rito)です!
今日はGI値の嘘についてのお話です。
嘘というか、正しい知識というか。GI値の低い食べ物を食べてれば痩せるって思っている人はちょっと注意しましょうねっていう、そういうお話。

コーラのGI値43とか、飲み放題だぜー!ヒャッハー!!
GI値の算出の仕方を知ろう。
まずそもそもGI値ってのはどうやって出されているのかを知らないといけませんね。
食品の炭水化物50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表す。血糖値の時間変化をグラフに描き、その曲線が描く面積によってGI値を計算する。
GI値=(「試料」摂取時の血糖値上昇曲線の面積/「ブドウ糖」摂取時の血糖値上昇曲線面積)× 100
「食品の炭水化物50gを摂取したときの」ここをちゃんと覚えておいてくださいね。
また、GI値の求め方に「面積」と書いてありますね。
このGI数値は面積で求めるので、血糖値の上昇が緩やかでも、時間をかけて上昇する場合は高い数字が出ます。
逆に、短時間で血糖値が急上昇しても、急降下すれば低い数字が出てしまいます。
GI値パラドックス:コーラのGI値は43。
GI値が高い。GI値が低い。というのは、数値で決まっています。
低GI | 中GI | 高GI |
---|---|---|
55以下 | 56-69 | 70以上 |
つまりコーラはGI値43の「低GI」に該当します。
しかしコーラのGI値は43というのは、血糖値が急上昇して、急降下するために出る数値なのです。
コーラは角砂糖何個分!のようなものを見たことがあるでしょう。
砂糖がたくさん入っていますが、GI値は低いのです。
「え?コーラのGI値は43?だったらいつも飲んでも大丈夫じゃん!」
とは思いませんよね。

・・・。
にんじん・かぼちゃ・レンコンは高GIだから食べるな?
根菜類はGI値が高い食品として紹介されます。
確かにGI値は高いので嘘ではないのです。
日本では測定時の試料として「白米」、アメリカでは「白パン」のぶどう糖を基準にして測定しているようです。
白米の糖質50グラムは、だいたい茶碗1杯分程度ですが、にんじんの糖質は1本で12グラム程度。
「食品の炭水化物50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合い」で計算しますから、にんじんの場合4本も食べないと糖質50gになりません。
1回の食事でにんじん4本食べる人います?いませんよ。
ですから、根菜類のGI値は高いですが付け合せのにんじんを食べる程度であれば、全く問題ないと思いませんか?
他の野菜たちも同様の理由で、普通に食べる分には全く問題ないでしょう。
そりゃ食べ過ぎればいけないのは、どの食品も同じですからね。

にんじん4本食べるってどんなときー!?
これからはGI値ではなくGL値を考えよう。
GI値の場合は「炭水化物50gを含む量を食べる」という考え方なので、ご飯茶碗1杯とにんじん4本が同列に見られてしまいます。
そこで、この差異を解消するための指標が考えられました。
GL値です。
グリセミックロード(グリセミック負荷 / Glycemic Load)のことで、GI値にその食品の、普通食べる量に含まれる炭水化物のグラム数をかけて100で割ることによって求めた値です。
食材に含有する炭水化物の量(g)×GI値 / 100
ある食品を一食分食べた時にどの程度血糖値が上がりやすいかわかり、GI値よりも現実的な数値になりますね。

にんじん4本も食べなくていいんだ!
GL値についてはまた別の記事でまとめますね。
GI値の闇の部分がわかった。
今まで盲目的に信じていたGI値の、別の側面がわかって良かったです。
勉強していくといろいろなものが見えてきて面白いですね!
また、得た知識を自分で試してみるというのもまた面白い。
一つのことにとらわれずに、様々な側面から物事をとらえていきたいものです。
ではまた!
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