先日「カロリー理論をぶち壊す!炭水化物(糖質)制限で5000kcalを毎日続けた結果。」という、イギリスのサム・フェルザムさんのチャレンジをご紹介しました。

(前回の記事を読んでからのほうが面白いですよ。)
実は彼、さらなるチャレンジをしていたのです。
それが
『ヴィーガン食ならいくら食べても太らない説』


違うだろ!まぁ、そんな感じだけど。


違ったか!
「ヴィーガン食で5000kcalを毎日食べてみた!」の方が近いですかね。
5000kcal ヴィーガン食 チャレンジ
サムフェルザム氏の挑戦。
前回の実験では高炭水化物・低脂肪の食事で太ってしまったサム氏。
そのときにはFAKE FOOD(偽物の食べ物)を食べました。簡単にいえば「ジャンクな食べ物」です。
コーラやピザ・チョコレートマフィンなどなど。


シリアルなんかも食べてたな。
しかし今回は違います。
なぜならヴィーガン食だから。
ヴィーガン/ビーガン(vegan)
絶対菜食主義者・純粋菜食主義者のこと。ビーガンは、卵や乳製品も一切口にしない。



絶対菜食主義ですから、肉なし!卵もなしです。
チャレンジ内容:PFCバランス
彼の今回のチャレンジでは、ヴィーガン食で5000kcalということですが、そのPFCバランスは以下のようなものです。
- 毎日5794kcal摂取する。
- タンパク質:16.5%
- 脂質:15.5%
- 炭水化物:68%
高炭水化物・低脂質の食事内容。
前回の高炭水化物・低脂質のチャレンジではFAKE FOOD(偽物の食べ物)を食べていたわけです。
FAKE FOODは、いわゆるジャンクなフードのことですね。お菓子とか。ジュースとか。
しかし今回は、ヴィーガン食。絶対菜食主義ですから、ジャンクなものはありえません。
彼は今回の食べ物を「REAL FOOD」(本物の食べもの)と言っています。
つまり、前回の高炭水化物・低脂質はジャンクなもので摂ったから太ったのではないか?という疑問に対するAnswer動画ということになりますね。
一般的に体に良いと言われている食べ物で「高炭水化物・低脂質」で食べたらどうなるのでしょうか?
チャレンジを始める前の状態
まずチャレンジを始める前の状態です。
- 体重:87.3kg
- ウエスト:78.25cm
さて、REAL FOODで食べた彼のカラダはどのように変化していったのでしょうか?
- 豆腐
- ジャガイモ
- お米
- アボカド
- オートミール
- 豆乳
- バナナ
一般的に「健康的」と言われる食材ですね。
5000kcal/Day ヴィーガンチャレンジの結果
毎日5000kcal以上をヴィーガン食の「高炭水化物・低脂質」で食べていった彼のカラダはどのような変化をしたのか。
- 体重:92kg(+4.7kg)
- ウエスト:86cm(+7.75cm)
体に良いとされる食べ物を食べていたとしても、太ってしまうのですね。
カロリー理論との差
では、カロリー理論だと何キロになる予定だったのでしょう。
94.2kgになる予定だった。
つまり、カロリー理論との差は-2.2kgということになります。


カロリー理論で計算されていたよりも太らなかったんだね。


そうだね。じゃあ、実験①②③を比べてみようか。
実験①②③の比較
では実験①,②,③の比較をしてみましょう。
- 実験①:低炭水化物・高脂質(REAL FOOD)
- 実験②:高炭水化物・低脂質(FAKE FOOD)
- 実験③:高炭水化物・低脂質(REAL FOOD)
- 実験①:+1.3kg
- 実験②:+7.1kg
- 実験③:+4.7kg
- 実験①:-3cm
- 実験②:+9.25cm
- 実験③:+7.75cm
それぞれ摂取カロリーは同じはずなのに、こうも差が出るものなのですね。


ここまで来たら、低炭水化物+高脂質のFAKE FOODもやってほしいよね!


それは難しいんじゃないかな…。


えー。なんでー。


そんなもの・・・ある?
だいたいジャンクなものは高炭水化物なんですよね。
だから多分できなかったのかなーって予想しています。
5000kcal/DAY ヴィーガンチャレンジまとめ
ということで、サムフェルザム氏の挑戦はこれで終了です。
面白い挑戦でしたね。
まさに「カロリー理論をぶち壊す!」いい挑戦でした。
炭水化物4kcal・脂質9kcal・タンパク質4kcalと言われていますが、人間の体は機械じゃないのだから計算どおりなんていかないんですよね。
毎日の体調が違うように、その日の基礎代謝だって絶対違うはずですし。
もしかしたらこの体重の増減も「水分」なのかもしれません。
でも、「水分」であれほどアゴとかお腹周りが膨らんでしまうのなら私は嫌だなと思いますね。
本当に人間の体は不思議ですね。
面白い!
ではまた!


